東京五輪プレマラソンで、自爆テロが発生。<br />現場では新開発の人工血液が輸血に使われ、消防士の向井圭吾も多くの人命を救った。<br />しかし同日、人工血液が開発された病院で圭吾の妹が急死する。<br />医師らの説明に納得いかず死の真相を追い始めた矢先、輸血された患者たちも圭吾の前で次々と変死していく――。<br />胸に迫る、慟哭必至の医療ミステリ。<br />