クリスマスツリー
警視庁本部の捜査1課で性犯罪捜査係に従事する中原沙希は、東京都狛江市で発生した性犯罪に臨場し、犯人に憎悪を燃やしていた。
つまり、女性を狙った犯罪にはあまりの凶暴性があるからだ。
性犯罪者を撲滅するため、いや少しでも減らすため、医師から転身してきた紗希は、性犯罪捜査専門の捜査官かつ行政官であって、さらに臨床医療経験が豊富な医師として、日本警察でも異例の存在だった。
今回の被害者である竹井緑から紗希が事情を聞いた際、聞き逃してはならない証言が飛び出した。
それは「本当の犯人は別にいます」という言葉だった。
そしてその言葉が紗希を導いていったのは、犯罪史上類を見ない連続殺人犯の存在だった……。
圧倒的情報の量と質でエンターテインメントを描き続ける著者が初めて警視庁捜査1課をミステリーで描く、決定的警察小説!
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