家政婦さんが推理してみた?被害者がノーパンだった件?
ここは溝の口にある、かの有名な探偵一家のお屋敷。
世界的に有名な探偵・綾羅木慶子。
全国的に有名な探偵・綾羅木孝三郎。
二人の愛娘で、わずか10歳にして名探偵を名乗る、綾羅木有紗。
その家に使えるのが私、長谷川でございます。
私の仕事は、世界中を飛び回る奥様にかわって、綾羅木家の平和を守ること。
掃除、洗濯、料理。
お年頃の有紗お嬢様のお世話。
『探偵小説にありがちな場面』を敢えて演出することで、旦那様の気分をアゲアゲに差し上げること。
そして、事件に悩む旦那様のお手伝いをすること。
それもまた、この綾羅木家につかえる家政婦にとっては、大変に面倒な――いえ、大変重要なお仕事なのでございます。
「旦那様――わたくし、ノーパンの謎が解けましたわ!」大人気シリーズ『探偵少女アリサの事件簿』のスピンオフ!!東川篤哉の電子書籍オリジナル短編。
今回は電子オリジナル短編小説の特典として、『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』の1話を収録しています。
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