ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚
職場で、仕事ではなく殺意を覚えたあなたに。
日頃のストレス発散! 爽快お仕事イヤミス万両百貨店敏腕外商・大塚佐知子。
人殺し以外は何でもします、あなたのご用命とあらば……でも。
「お客様は神様? 所詮は他人です」外商という部門はもともと呉服屋のご用聞き制度がルーツで、百貨店の店舗で行われている販売とは、一線を画す。
店舗では、店員と客はその場だけの関係だが、外商と顧客の関係はそれこそ一生もので、「ゆりかご」から「墓」までお世話するのが外商の仕事なのだ。
(本文より抜粋)美味しいものが食べたい、きれいな服を着たい、きれいになりたい、恋をしたい、子供がほしい、子供を立派に育てたい、金儲けしたい、もてたい、浮気がばれないようにしたい、家がほしい、幸せになりたい、いい暮らしがしたい、死にたくない。
私利私欲の百貨店へいらっしゃいませ。
著者初の「笑えるイヤミス」! 肩の力を抜いてサクサクと読んでいただけます。
でも、あまり力を抜いていると、後半、思わぬ膝カックンを喰らうかもしれません。
お気をつけくださいませ。
真梨幸子
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