多額の被害が出た盗難事件を巡って、南町奉行から喧嘩を売られた曲淵甲斐守。<br />勝てば出世、負ければ没落の同役対決に敗北は許されぬ。<br />内与力・城見亭は盗賊捕縛のために奔走するが、そこには意外な落とし穴が。<br />一方、甲斐守との暗闘に敗れた元筆頭与力は人知れず復讐心を滾らせていた……。<br />職務に忠実なればこそ敵は増える一方か?怒濤の第七弾。<br />