見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。<br />目の前に置かれたノートには、「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。<br />近所の老人や元恋人を名乗る女性が現れるも、信じられるのはノートだけ。<br />過去の自分からの助言を手掛かりに、記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。<br />衝撃のラストに二度騙されるミステリー。<br />