将棋のプロ棋士への最終難関、奨励会の三段リーグ。<br />十二歳の取海は子の最終戦で親友の相場に辛勝し、最年少プロに。<br />相場は棋界を去るが、二十年後、意外な形で再開する。<br />トップ棋士の取海に立ちはだかる将棋ソフトの制作者が、AI研究で注目を浴びる相場だったのだ。<br />因縁の対決、再び! 勝るのは将棋を続けた者の誇りか、捨てたものの維持か?