一九八八年、恋人を長崎に残し、ケニアの戦傷病院で働く日本人医師・航一郎。<br />「オッケー、ダイジョブ」が口癖の彼のもとへ、少年兵・ンドゥングが担ぎ込まれた。<br />二人は特別な絆で結ばれるが、ある日、航一郎は……。<br />二〇一一年三月、成長したンドゥングは航一郎から渡された「心」のバトンを手に被災地石巻に立つ。<br />名曲をモチーフに綴る感涙長篇。<br />