おわりもん
どんな逆境でも、知恵と仲間と笑いがあれば何とかなる、か!?明智光秀の本能寺の変を乗り切った織田信長。
そのせいか、ますます荒れていく戦国時代。
この時代―地位も名誉も親も、もちろん金もない者がいた。
けれど、彼らは自由だった。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ナイティナイン……多くの煌めく才能と数々のヒット作を生み出してきた著者が挑む、究極の人間讃美の物語。
興奮&感動、痛快&爽快、そして笑える、新感覚時代小説。
<推薦コメント>しぶとい、とにかくしぶとい。
転んでもただでは起きないというが、彼らはずっと転んでばかり。
一見は根無し草、しかし実はどんなに強い雨にも風にも負けぬ、根っこを失わぬ男たちの物語です。
―万城目学(作家)人生一巻の終わり?と思ったのもつかの間、危機多発地帯である戦国時代の底辺で、奇跡のように生き延びる連中。
奴らの活躍がまぶしすぎる!―小谷真理(文芸評論家)<あらすじ>混迷を深める戦国時代。
明智光秀による本能寺の変を乗り切った織田信長だったが、その首を狙う者は多く、戦国の世はますます荒れていた。
そんな時代が産み落としたものに、親も仕事も何もない‘おわりもん’と揶揄される者たちがいる。
自由気ままに生きている‘おわりもん’の五郎左衛門と又兵衛は、初めて参加する戦に前日の深酒で寝坊してしまう。
だがその遅刻のおかげか、逃げていた負け戦側の大将・藤田重盛に遭遇。
藤田の首を持っていけば褒美がもらえると喜ぶ二人。
この時から、彼らの人生の大転換が始まった!
更新中です。しばらくお待ちください。