自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。<br />発覚に怯えながらも、息子・航太への愛情が深まる。<br />一方、郁絵は「取り替えられた」子と知らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。<br />それぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」が発覚。<br />元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たち。<br />切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は……。<br />