小烏神社の若き宮司である竜晴は、人付き合いが悪くて無愛想。<br />唯一の友人は、神社の一画で薬草を育てている医者で本草学者の泰山。<br />ある日、薬種問屋の息子が毒に倒れる。<br />懸命な治療によって一命を取り留めるが、何も語らない。<br />さらに、彼の兄も行方知れずとわかり……。<br />竜晴と泰山は、兄弟の秘密に迫り、彼らの因縁を断ち切ることができるのか。<br />