弱小銀行出身ながらも、生真面目さと優しさを武器に執行役員になった二瓶正平。<br />そんな彼の新たな仕事は、金融庁の鶴の一声で決まった地方銀行の再編だった。<br />だが、幹部らはなぜか消極的で、集められたメンバーも一年後に退職が決まっている社員ばかり。<br />このプロジェクトを成功させるべきなのか、それとも――。<br />二瓶の手腕が試されるシリーズ第三弾。<br />