医者の泰山が、腹痛を訴える男とその幼い息子を連れて小烏神社を訪れる。<br />薬を処方するも一向に回復しない為、助けを求めて来たのだ。<br />だが、宮司の竜晴は「自分にできることはない」といつになくそっけない。<br />大切な薬草の世話もそっちのけで治療を続ける泰山だったが、突然、父子が泊まっていた旅籠から姿を消す。<br />この親子に隠された真実とは何なのか?