さよならの空はあの青い花の輝きとよく似ていた
大注目の音楽ユニット「三月のパンタシア」のボーカル初小説! エモさ120%の青春音速ストーリー。
高校三年生の5月、父の仕事の都合で隣町へと引っ越してきた心音。
人付き合いが苦手で言葉がつっかえやすいことから、転入先でも孤独な日々を送っていた。
ある日海辺で、亡き母が大好きだった曲『やさしさに包まれたなら』をギター片手にひとりで歌っていると、突然、男性から「俺と、歌ってくれんか! 」と声をかけられる。
慌てて逃げだした心音の前に、翌日、制服姿で現れた彼は、強引に心音の手をとって駆けだす。
連れていかれた先は、彼がギターを務めるバンドの練習場で――!? 友情、初恋、家族、夢……。
’言いたくても言えない’思春期特有の甘くて切ない気持ちを瑞々しい筆致で描き切った、青春音楽グラフィティ。
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