小烏神社の氏子である花枝の元に、文が届く。<br />美しさを見初められ大奥入りした、かつての親友お蘭からだった。<br />久し振りの再会に胸を弾ませながら大奥を訪ねた花枝は、そこで思いもよらぬ申し出を受ける。<br />後日、憔悴しきった花枝はお蘭が「誰かに呪われている」と竜晴に訴えるが......。<br />宮司と本草学者が活躍する、草木にまつわる人気シリーズ第四弾。<br />