阿茶
私はこれから、この世で最も恐ろしい罪を犯す。
才を買われ、徳川家康の側室となった阿茶。
生涯たった一人の女性を、彼女は愛した。
最後まで信じたのは、禁じられた宗教――。
時代小説の旗手渾身の傑作。
才気溢れる阿茶の、秘めた想いに迫る。
「一体どうすれば、天下が取れるのか」。
美貌も有力な後ろ盾もない阿茶には、男を凌ぐ知恵があった。
夫亡き後徳川家康の側室に収まり、その才を生かし織田・豊臣の天下を生き延びる。
そんな彼女には、家康よりも息子よりも愛した人がいた。
阿茶の知られざる真実に迫る、傑作歴史小説。
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