無数の時間SFを分析し、県道での跳躍実験をくりかえすなかで、自らの能力を自覚していく悠有。<br />いっぽう、辺里の町では不穏な出来事が進行していた──続発する放火事件と謎の脅迫状。<br />やがてぼくらは、悠有が一度も過去へ跳ばないことに気づいてゆく。<br />そして花火大会の夜、悠有が姿を消した──。<br />全二巻完結。<br />