城南大学病院に勤める女性産科医・柊奈智は、深夜の当直で容態が急変した妊婦に緊急帝王切開手術を行なう。<br />ギリギリの判断が幸いし、子供は無事に生を受けた。<br />だが喜びもつかの間、数日後に原因不明の出血が母親を襲う。<br />医師たちの懸命の治療の甲斐もなく、出血の原因がわからないまま、母親は死亡してしまった。<br />患者を救えなかったことでショックを受ける奈智。<br />だが、それは、さらなる試練の始まりに過ぎなかった……