1891年、時間航行家は再び未来へ旅立った。<br />タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行で出会ったエロイ族のウィーナを救うためマシンを再起動し、西暦80万2701年の未来をめざした。<br />だが、彼がたどり着いたのは高度な知性を有するモーロック族が支配する異なる時間線の未来であった。<br />H・G・ウエルズの名作『タイム・マシン』刊行百周年を記念して書かれ、英米独日四カ国のSF賞を受賞した量子論SFの傑作。<br />