情報工学の天才、島津圭助は花崗岩石室に刻まれた謎の《古代文字》を調査中に落盤事故にあう。<br />古代文字の解明に没頭した圭助は、それが人間には理解不能な構造を持つことをつきとめた。<br />この言語を操るもの──それは神なのか。<br />では、その意志とは? やがて、人間の営為を覆う神の悪意に気づいた圭助は、人類の未来をかけた壮大な戦いの渦にまきこまれてゆくのだった。<br />