神様は勝たせない
彼らは苦しくてもピッチに立つと決めた――『私を知らないで』の著者による新たな傑作中学サッカーの首都圏大会、県予選の準々決勝。
2点ビハインドから追いついて迎えたPK戦。
各チーム二人ずつ蹴り終え、0-2でリードされた状況に、キャプテンでゴールキーパーの潮崎隆弘は試合を諦めかけていた。
そんな絶望的な状況下で、点取り屋の阪堂隼人、司令塔の鈴木望、マネージャーの広瀬はるならは、自らの弱さ、葛藤と向き合っていく――繊細な中学生たちの揺れ動く心情とともに運命の試合が、いま決着する。
/掲出の書影は底本のものです
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