医学がどれほど発達しようと、人間にとって決して逃れられぬ運命--死をまぬがれた人々がいた。<br />しかも、その不死性は何ら意図的なものではない。<br />死をもたらすと同じように運命が彼らから死をとりあげ、不死の遺伝子を与えたのだ。<br />だが、ひとたびそうした長命族の存在が普通人に知られたとき、全世界はねたみと憎悪のるつぼと化した。<br />そして、長命族は対立を避ける唯一の道、大宇宙への恒星間飛行へと旅立った!