建築家のモリスのもとを、突然、競馬場の支配人が訪ねてきた。<br />経営者の男爵家の一族が老朽化した競馬場の売却をめぐって対立しているため、彼に株主総会に出席して売却に反対してほしいというのだ。<br />モリスは、男爵家に嫁いだ過去のある亡き母から競馬場の株を受け継いでいた。<br />彼は、男爵家との関わりを避けてきたが、支配人に懇願され、母の忠告を無視して総会に出席する。<br />が、総会は紛糾し、やがて競馬場が爆破された。<br />