カーリーの歌
死んだはずのインドの大詩人ダースが生きている! しかも、新作まで書きあげているという。
編集者兼詩人のルーザックはダースの新作を入手すべく、妻子を連れてカルカッタへ飛んだ。
だが、汚穢と熱気と悪臭に満ちたカルカッタは、米国人ルーザックにとって悪夢の都市だった。
あまつさえ、ダースの行方を調査するルーザックに暗黒神カーリーを崇拝する教団の魔手が迫るにおよぶや、カルカッタはしだいにその黙示録的死と崩壊が支配する魔都の様相を呈し始めるが…。
世界幻想文学大賞受賞。
/掲出の書影は底本のものです
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