海を照らす光
二十世紀初頭のオーストラリア。
悲惨な戦争が終わり帰国したトム・シェアボーンは、灯台守となって孤島ヤヌス・ロックに赴任する。
朗らかな妻イザベルを得た島での日々は平穏で幸せなものだった。
しかし数年後のある日、ふたりの人生は根底から変わった。
島に漂着したボートに、生後間もない赤ん坊が乗っていたのだ。
死産の直後で悲しみに沈んでいたイザベルは赤ん坊に魅了され、本土に報告しようとするトムを説得し、実子として育てはじめる。
ルーシーと名付けられた赤ん坊は健やかに成長し、ふたりに喜びをもたらすが……。
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