11月、獅子座流星群の夜。<br />銀河に出逢う放課後のはじまり――太平洋岸の過疎の地方都市・岩江。<br />市内唯一の高校の天文部員、祥兵、雅樹、マリアは、顧問の杏先生と共に夜空が墜ちるような流星嵐を観測した。<br />翌日、彼らの前に現れた転校生の悠美。<br />入部希望だという彼女は「岩江の大人達が隠す地球の秘密を知りたい」と微笑む。<br />地下の大空洞を皮切りに、次々明らかになる鄙びた町の真実。<br />はたして悠美の目的とは?