壁と孔雀
警視庁警護課の土壁英朗は35歳になるベテランSPだ。
仕事の負傷で休暇を取り、幼い頃両親の離婚で別れたまま2年前に事故死した母の墓参りに赴く。
北海道にある母の実家は町を支配する名家で、今は祖父母と小5の異父弟が住んでいた。
初めて会う弟は、自ら座敷牢に入り、英朗に「僕がお母さんを殺した」と告げる。
その言葉の真意は? さらに町では不審な事故が相次ぐ。
英朗は忍び寄る危険から弟達を護ろうとするが……因習にとらわれた町で痛い真実と優しい嘘が交錯する、小路版クイーン・ライツヴィルの本格ミステリ
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