モノグラム殺人事件
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。
灰色の脳細胞の束の間の休息。
そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。
どうやら誰かに追われているようだ。
ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。
彼女は「殺される予定」だというのだ。
しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。
同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。
すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。
ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった
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