図書館の書架に住むE・A・スミスは、推理作家E・A・スミスの複生体(リクローン)である。<br />生前のスミスの脳をスキャンし、その記憶や感情を備えて、図書館に収蔵されているのだ。<br />そのスミスのもとを令嬢コレットが訪れた。<br />父に続き兄を亡くした彼女は、スミスの著作が兄の死の鍵を握っていると考え、スミスを借り出したのだ。<br />本に込められた謎とは? スミスは事件の調査を始めるが。<br />巨匠ウルフの遺作のSFミステリ。<br />