日本のどこかでロシアン・マフィアによる武器密売市場が開かれようとしている。<br />大物マフィアのゾロトフと組んだユーリは、バイヤーとして参加を許された。<br />その背後で展開する日本警察と密売業者との熾烈な攻防。<br />渦中のユーリは自分とゾロトフとの因縁の裏に、ロシアの負う底知れぬ罪業が隠されていたことを知る。<br />時を超えて甦るモスクワ民警刑事の誇り――至高の大河警察小説、運命の影と灯火の第3弾。<br />解説/宇田川拓也