ボトム(どん底)と呼ばれる丘の上で育った黒人の少女、奔放なスーラと大人しいネル。<br />正反対の性格を持つゆえに、少女たちは固い友情で結ばれた。<br />二人で犯した許されざる罪でさえ、隠し続けられるほどの絆。<br />だが時が経ち、ネルの結婚式の日を迎えると、なぜかスーラは町を去ってしまう。<br />十年後に二人は再会を果たすものの、その友情は……。<br />黒人社会の光と影を、女性たちの成長とともに描く、ノーベル賞作家初期の傑作。<br />