どの土地からも拒絶された人々が絶望の果てに自らの手で作り上げた町、ルビー。<br />理想郷ルビーを愛する住民たちは、固い絆で結ばれていた。<br />しかし、長い時を経て、住人たちのあいだには次第に不安や怒りが生まれはじめた。<br />そしてそれらは憎悪と化し、町外れの「修道院」と呼ばれる屋敷に住むはぐれものの女たちに向けられた――ある夜明け、武装した男たちが修道院を襲撃したのだ。<br />現代アメリカ文学の巨匠が描き上げた、創世と崩壊の神話。<br />ノーベル賞受賞第一作の傑作長篇。<br />