荒野の只中を突っ切っている巨大なハイウェイ。<br />多様な人間がひしめきあい、密集度が高く、同時に、どこか虚ろにも見えてしまう大都市とは対照的にハイウェイの周囲を形成する町はどれも小さく、しかしそこには親密な、確かに体温を感じる人の営みがある。<br />ここではないどこかを求めて、いや、それも違うのかもしれない、ただひたすら移動するために移動し続けるドライバーにとってそんな町と人々、温かい食事、星空、そして音楽が永遠の友人だ。<br />