サザン・パシフィック鉄道の定期貨物列車で働く男たちはタフで、ユーモアを解し、人に温かくそしてみな、クッキーが大好物だ。<br />貴重な荷物を運んでくる彼らには、小さな小屋に住む2人の女性からとっておきのクッキーと熱いコーヒーがふるまわれるはずだ。<br />彼らもまた、彼女たちとは仕事の域を超えた付き合いがある。<br />去り行く汽車に手を振る、そのシンプルで嘘のないふるまいが人の一生の長さをそのまま祝福し、手を振る側も振られる側も等しく幸福の中にある。<br />