20歳の姉と16歳の妹。<br />妹は、生まれ育った札幌から金沢に引っ越すにあたり思い出として、少女を終える=処女を捨てることに固執する。<br />脱処女には賛成ながら、その大事な機会を監視したいと願う姉は妹がつまらぬ男にひっかからないように、自分の自慢の恋人を差し向けたのだが……ティーン向けレーベルのために書かれながらビターな後味を残す、大人の少女小説。<br />