西瓜を食べよう
2人と2人で4人。
男と女で性別が2つ。
17歳の夏は今この時だけ本作の最後に付いている「著者との会話」では「オートバイは十七歳にもっとも似合うと、ぼくは思っているからです」という言葉がある。
その言葉通り、男2人は17歳で女性の1人も17歳、もう1人の女性は留学期間があるため18歳だ。
人をくったようなタイトルに関連するシーンはラストに現れ、同じく「著者との会話」で「ストーリーの中心」とされているが読者にはこの言葉を真に受けない自由がある。
4人とはいったい何か。
それが真の主題だといったらおそらく野暮になるが間違いではないはずだ。
【著者】片岡義男1939年東京生まれ。
早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。
75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。
ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
http://kataokayoshio.com/
更新中です。しばらくお待ちください。