スポーツとほんの気晴らし
スポーツと気晴らしのほかに、何も必要ではない君を喩えるならスポーツだ。
君はほんの気晴らしだ。
もしそんなふうに男から面と向かって言われたら実際にはほとんどの女性は腹を立てるかもしれない。
しかしそのスポーツも気晴らしも人生においてそれ以上価値のあるものがない至高の存在だとしたら?いや、スポーツにも気晴らしにも「至高」は似合わない。
聡明な2人の女性と、たぶん女性たちほど聡明ではないがその女性たちから愛されている2人の男たち、その4人の物語。
歳月はあっという間に10年経過し、しかしこのベスト・ユニットは崩れない。
【著者】片岡義男1939年東京生まれ。
早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。
75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。
ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
http://kataokayoshio.com/
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