星の数ほど
ある時、文字通り星の数ほどの星を共有した、2人の女性2人の女性がいる。
2人はまったくの他人同士だったが1人の男性を介して知り合うことになる。
共にオートバイを趣味とし、共に25歳。
2人は打ち解けて、一緒に旅に出る。
ところがそこでは思いがけない停滞が待っており、しかしその停滞は同時に充実したひと時をもたらした、と思えた。
あんなにたくさんの星の数に象徴されるように。
そしてラスト、ストーリーは急展開を迎える。
そのような成り行きになったからこそ、2人が共に過ごした時間は、今や永遠のものになった。
【著者】片岡義男1939年東京生まれ。
早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。
75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。
ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
http://kataokayoshio.com/
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