セヴンティーン
人はなぜこれほどたやすく17歳に戻ってしまうのか?再会があった。
45歳、という中年の男女の再会。
実に28年ぶり、ということは、かつて二人は17歳だった。
人生における最も輝かしい年齢。
その時初めて二人は「女」になり、「男」になった。
この小説の冒頭は、47歳から始まる。
つまり、再会からさらに少し時を経て、デートを重ねた地点なのだ。
女性から男性に贈られるプレゼントと、彼女から打ち明けられた話は30年の時を超えて彼を狼狽させる。
美しく、そしてどうしようもない狂おしい思いがそこにある。
いったい二人はこれからどうなるのか?【著者】片岡義男1939年東京生まれ。
早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。
75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。
ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
http://kataokayoshio.com/
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