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雨の柴又慕情

寅さんを導入として日本を語る小説による日本論と言っていいかもしれない。
片岡義男の小説で「日本」が問題になる時、そこには必ず「日本語」の問題がある。
今回はなんと、素材は「寅さん」、つまり、映画『男はつらいよ』だ。
寅さんの映画を、金髪の外国人女性、今は女性だが大工として男でもある人、その人の連れ合いの女性、そしてその連れ合いの兄である小説家の4人で見て、その感想を延々と楽しく語らいながらいつしかそれが前後の日本批判になっている、という構えの作品だ。
自由な「寅さん」のように、ここでは「性」もまた自由になる。
【著者】片岡義男1939年東京生まれ。
早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。
75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。
ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
http://kataokayoshio.com/




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