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あなたも珈琲をいかがですか

バーを引き継いだ夫婦は酒の時代の終わりを感じる。
しかし、次に来るものは何かについて思いを馳せる二人。
時代の変わり目だけに起こる、ちょっとした奇跡の物語です。
1978年の東京。
キャバレーのホステスとサックスプレイヤーとして知りあった二人は結婚。
男は、妻の父がやっていたバーを引き継ぎ、女は母親の惣菜店を手伝いながら、しかし、二人は、酒の時代の終わりを感じています。
周囲の友人たちも口を揃えて「酒の店は終わりだ」と言います。
キャバレーが衰退し、昭和のネオン街が次々と消えていった70年代の終わりの空気を丸ごと描写しつつ、では次に来るものは何かについて思いを馳せる夫婦に、悪い予感はどこにもありません。
時代の変わり目だけに起こる、ちょっとした奇跡の物語です。
【著者】片岡義男1939年東京生まれ。
文筆家。
大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。
74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。
翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。
小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。
著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。
近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。




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