矢代俊一シリーズ
痛手を負いながらも渥美の暴行から救出された俊一へ、なんと渥美からの詫びの電話が……矢代俊一シリーズ13巻。
手酷い怪我を負いながらも、俊一は金井恭平、黒田吾朗によって渥美公三の非道な暴行からかろうじて救出された。
脅迫に使われていた写真やビデオも2人によって処分され、脅威は去ったかに見えたが……ようやく自宅でくつろぐ俊一に、なんと渥美公三から謝罪をしたいと電話が入るのだった。
俊一が赴いたレストランの個室で、げっそりとやつれ果てた渥美は彼に神妙に詫びの言葉を繰り返すのだったが、次第に彼のなかで狂気が頭をもたげ豹変していく。
それはまた、矢代俊一の転機となる一連の出来事の発端ともなるのだった。
矢代俊一シリーズ第13巻。
【著者】栗本薫1953年東京生まれ、2009年病没。
1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。
小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。
正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。
また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。
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