永遠の家
推理小説?シリアス?ユーモア? 虚構に潜む陰の真実。
独特の語り口が読むものを霧の彼方へと誘いこむ。
芸術の破壊と再創造をめざすスペイン文学の奇才が綴る〈虚空への新たな跳躍〉を試みる腹話術師の悲しくも可笑しい幻想的連作短編集。
【目次】ぼくには敵がいた別の怪物お払い箱底流古い連れ合いぼくが願っている死に方カルメン展望台の塔お話の効果師のもとを訪れる下着のままの逃走永遠の家解説【著者】エンリーケ・ビラ=マタス1948年バルセロナ生まれ。
1985年『ポータブル文学小史』がヨーロッパ諸国で翻訳され、2000年『バートルビーと仲間たち』、次いで2003年『パリに終わりはこない』で世界的に評価される。
木村榮一1943 年、大阪市生まれ。
神戸市外国語大学名誉教授。
著書に『ラテンアメリカ十大小説』ほか、訳書にバルガス= リョサ『緑の家』、コルタサル『遊戯の終わり』、リャマサーレス『黄色い雨』ほか。
野村竜仁1967 年、群馬県生まれ。
現在、神戸市外国語大学イスパニア学科教授。
おもな訳書に、ビオイ=カサーレス『 パウリーナの思い出に』(共訳)、セルバンテス『戯曲集』(共訳)がある。
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