矢代俊一シリーズ
渥美公三の死により、俊一にもようやく平穏な日々が訪れたかに見えたが……矢代俊一シリーズ第15巻。
矢代俊一に妄執を募らせる渥美公三の死によって、俊一にもようやく平穏な日々が訪れた。
高瀬とのライブに来た森田透のリクエストに応じて歌った曲が聴く者を驚愕させるほどの歌唱となり、金井恭平との激しい情事によってレッスンを休まざるを得なくなった俊一を見舞に来た父と俊一、そして英二も加わった自宅での演奏は、性的な絶頂を感じさせるほどの衝撃的な演奏となるなど、俊一の音楽はさらに飛躍を遂げようとしていたが……渥美公三の通夜、告別式への出席は新たな脅威を予感させるものだった。
矢代俊一シリーズ第15巻。
【著者】栗本薫1953年東京生まれ、2009年病没。
1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。
小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。
正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。
また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。
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