曹操 卑劣なる聖人
官渡の戦い――多勢に無勢を覆す 第五巻では、呂布を降し、張繍を味方に引き入れ、後顧の憂いを断った曹操が、いよいよ袁紹と天下分け目の決戦「官渡の戦い」を繰り広げる。
曹操の40代半ば、建安三年から五年(西暦198年-200年)を描く。
袁紹、劉備、関羽はもちろんのこと、荀域、郭嘉、献帝、董昭、荀攸、張遼、賈?、袁術、許攸、張?、高覧、孔融らが登場する。
【目次】第一章 呂布を処刑する第二章 赤兎馬と美女第三章 徐州平定、土豪と契りを結ぶ第四章 郭嘉の十勝論第五章 関中の諸将を官に任じる第六章 酒を煮て英雄を論ず第七章 皇帝の秘めたる狙い第八章 賈?、曹操との和解を説く第九章 劉備、造反して下?を取る第十章 皇宮の粛清第十一章 関羽降伏、曹操軍に猛将加わる第十二章 関羽、顔良を斬り文醜を誅す第十三章 一進一退、舞台は官渡へ第十四章 発石車を考案する第十五章 戦局一変、烏巣を夜襲する第十六章 袁紹、敗れて千里を走る 参考資料 袁紹の為に豫州を檄する文 主な登場人物 主な官職 官渡の戦いの地図 後漢時代の地図 後漢時代の司隷の地図 後漢時代の冀州、青州、?州、豫州、徐州の地図【著者】王暁磊歴史作家。
中国在住。
『後漢書』、『正史 三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。
曹操の21世紀の代弁者を自任する。
後藤裕也【監訳、訳】関西大学非常勤講師。
専門は中国近世白話文学。
著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選II』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。
岡本悠馬【訳】 鍼灸養気院副院長、翻訳家。
共著に『キクタン中国語【上級編】』、共訳書に『海角七号君想う、国境の海』などがある。
川合章子【訳】 翻訳家、歴史ライター。
訳書に『原典抄訳「三国志」(上、下)』、著書に『あらすじでわかる中国古典「超」入門』などがある。
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