新装版 キムの十字架 松代大本営地下壕のかげに
約40年にわたり読み継がれてきた不朽の名作が令和新装版として登場!今、あらためて戦争を考える。
長野県で極秘に進められた大本営工事。
そこには朝鮮から強制連行されてきた兄弟がいた。
過酷な強制労働のなかでたがいの消息を知らぬまま過ごした。
終戦により解放され、兄は弟も連行されていたことを知るが…。
児童文学者・和田登が丹念な取材や残された記録をもとに、物語へと昇華させた最高傑作。
【目次】1 物語のはじまり2 セファンのひろいもの3 ジェハのビンタ4 風のうなる夜5 大雪の日に6 中野少年の死7 解放だ!!8 セファンの文字か?9 空中にまいあがった紙 10 はるかな鐘の音【著者】和田登1936年、長野県生まれ。
信州大学教育学部卒業。
「虫」で第1回日本児童文学者協会短編賞。
「悲しみの砦」(岩崎書店)で第1回塚原健二郎文学賞。
「武器では地球を救えない」(文渓堂)で第52回産経児童出版文化賞。
「想い出のアン」(岩崎書店)、「キムの十字架」(明石書店)、「星空のバイオリン」(PHP研究所)、「十二歳の旅立ち」(講談社)、「松代大本営」(岩波書店)、「キムの十字架の発見」(かもがわ出版)、『信州むかし語りシリーズ』(しなのき書房)、『望郷の鐘』(同)ほか多数。
和田春奈1967年、長野県生まれ。
デザイン事務所を経て、挿絵、装丁の仕事に入る。
「怪奇ミステリー」シリーズ全6巻(PHP研究所)、「キムの十字架」(明石書店)、「エンジェルがとんだ日」(学習研究社)、「しあわせ配達犬ミルク」(PHP研究所)、「さまちゃれ〜泣かないでマンドリン」(文溪堂)、『信州むかし語りシリーズ』(しなのき書房)、『望郷の鐘』(同)ほか多数。
光彩会所属、きらめくプロジェクト実行委員長代理。
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