COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

年月日

中国文学の巨匠が描く〈現代の神話〉山深い農村が千年に一度の大日照りに襲われた。
村人たちは干ばつから逃れるため、村を捨てて出ていく。
73歳の「先じい」は、自分の畑に一本だけ芽を出したトウモロコシを守るため、村に残る決意をする。
一緒に残ったのは、目のつぶれた一匹の犬「メナシ」。
メナシは雨乞いの生贄として縛り上げられ、太陽の光にさらされ、目が見えなくなってしまったのだ。
わずかなトウモロコシの粒をめぐり、ネズミとの争奪戦の日々が続く。
やがて井戸も枯れ果て、水を求めて谷間に赴くと、池でオオカミの群れと出くわし、にらみ合う……。
もはやこれまでか……先じいが最後に選んだ驚くべき手段とは?ネズミやオオカミとの生存競争、先じいとメナシとの心温まるやりとりを中心に、物語は起伏に富む。
意外な結末を迎えるが、受け継がれる命に希望が見出され、安らかな余韻を残す。
作家は村上春樹に続いてアジアで二人目となる、フランツ・カフカ賞を受賞し、ノーベル文学賞の次期候補と目される中国の巨匠。
本書は魯迅文学賞をはじめ、中国国内で多数の栄誉に輝いている。
また数多くの外国語に翻訳され、フランスでは学生のための推薦図書に選定されている。




ユーザレビュー
  • 0
  • 0
  • 0



ライトノベル・小説
©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.