ニューヨーク最初の警官
「盗まれたんです。
家族を」1846年の真冬。
創設まもないニューヨーク市警の警官ティムは、黒人の血が混じった女性ルーシーから助けを求められる。
妹と息子が悪辣な逃亡奴隷捕獲人に拉致されたのだ。
ティムは兄ヴァレンタインの助けを得て彼女たちを助け出し、兄の家に匿った。
だが翌々日の朝、その家で首にローブの紐が巻きついたルーシーの死体を発見してしまう。
兄に嫌疑がかかることを恐れたティムは死体を移動し、犯人を追って捜査を開始する。
弱者への暴力や黒人奴隷売買が横行する苛酷な時代に、青年警官はただ一人真実を求め奔走する。
/解説=酒井貞道
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