ボールパークの神様
留学先のニューヨークで目的意識もないまま過ごしていた恭平と篤郎のもとを、意外な人物が訪ねてきた。
メッツの日本人ピッチャー、進藤だ。
チームメイトにかけられた窃盗の疑いを晴らすために、クラブハウスボーイのアルバイトとして潜入しろという。
さっそくメッツのホームスタジアムで働きはじめた二人は、選手の世話で大忙し。
大量のユニホームの洗濯と食事の準備に追われている間に、またもや盗難事件が――。
海外で奮闘しながら成長していく若者の姿を、活き活きと描いた青春連作ミステリ。
文庫化に際して書き下ろしを1編加えた決定版。
解説=吉井理人
更新中です。しばらくお待ちください。