ラブスター博士の最後の発見
「鳥信号」、「叫び屋」、「ラブデス」、「インラブ」……謎めいた天才科学者ラブスターの数々の大発明によって、世の中はすっかり様変わり。
幸福な恋人だったインドリディとシグリッドは、「インラブ」により「運命の相手は別にいる」と「計算」されたせいで引き裂かれてしまう。
一方、何年ものあいだ探し求めていたひと粒の「種」をついに発見したラブスターは、あと4時間で死ぬ運命にあった。
彼らの旅路は、一億の星が降る夜に結末を迎える……。
優しくてちょっと奇妙な、世界の終わりと再生の物語。
2012年フィリップ・K・ディック賞特別賞受賞作。
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